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2022.01.12

フランスからつづる!パティシエ通信 by岸 綾子 Vol.7『ガレット・デ・ロワで新年の幕開け』

皆さんBonne année!
パティシエの岸です。

2022年。
正月休みも終わって皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私のパティシエとしての新年の幕開けは、『ガレット・デ・ロワ』で始まりました!

1月2日からガレット・デ・ロワをひたすら作っては焼いて作っては焼いての生活を繰り広げております(汗)

焼成前の生地がラックに並びます

飾り包丁(レイエ)の種類も何種類か準備しましたよ~

皆さんもご存じの通り、ガレット・デ・ロワは、本来1月6日のエピファニー(公現祭)に食べられる宗教菓子です。
ですが、昨今のフランスでは、1月の季節菓子という考え方が定着しており、この時季のパティスリーではガレット・デ・ロワしか売れません(汗)

私の働くお店のショーケースもこの時季の主役はガレット・デ・ロワです

それもあり、この時季のガレット・デ・ロワの売れ行きはすさまじく、計り知れないものがあります。
お店によって違いはあるものの、私が今まで働いたフランスのお店のなかには数千ものガレット・デ・ロワが完売したこともありました。

しかし…
現在私が働くお店ではラボがまだ無いと言う事情や、1月の後半にヴァカンスに入るという事もあり、今年は500台限定で販売する方針となりました。

でもわたくし!
「来年は千台以上売るぞー」っと今から意気込んでおります!

 

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岸 綾子
岸 綾子
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L'a pâtisserieシェフパティシエ。 日本では、神戸の『御影高杉』、『モンプリュ』で修業後、実家のパティスリーボンファルタに戻り9年シェフを務めました。 2016年に渡仏後は、ロレーヌ地方のパティスリー フレッソン、パリのオテル ル ブリストルやメゾン マルケス(ブーランジェリー パティスリー)などで就労し、現在フォンテーヌブローの『L'a pâtisserie』シェフパティシエとして働いております。フランスから、私目線でフランスの魅力やお菓子のこと、日々の出来事を綴ります。
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エディター兼ライター シオリ
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