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2022.02.18
フランスからつづる!パティシエ通信 by岸 綾子 Vol.11『病気の予防に欠かせない!フランス人がこよなく愛するハーブティー』

皆さんBonjour 。パティシエの岸です。

突然ですが、皆さんの働かれているお店では紅茶の茶葉は売られていますか?
私がシェフを務めるL’A pâtisserieで、最近ハーブティーの販売を始めました!

ハーブティーは、フランス語で「tisane(ティザンヌ)」といって、疲れたり、風邪のひきはじめ、寝る前などに病気の予防としてよく飲まれる事が多いです。
ですので、「あ~何か風邪っぽい」みたいな事を言うと「ハーブティを飲めば?」とすすめられるくらいなんです。

予防対策に「紅茶」って、何かオシャレじゃないですか(笑)

パティシエの私からすると、紅茶に関しては分野外でしたが、店で販売する事が決まり、まさかの紅茶を厳選する大役が回って来てしまいました(汗)

なので、仕事を終えた後、家に選定する紅茶を持って帰り、宿題をする子供のように真剣に各紅茶の味見などをしました!

ハーブによって淹れる温度も時間も違って、なんだか頭の中が混乱してきます。

タイマーも準備し、その紅茶を淹れる最適な時間を見極めて試飲していきます

混乱する頭を少しずつ整理しながら一つ一つ紅茶を味わい、それぞれのハーブの香りから感じた事をイメージしていきます。
そこで感じた事をフランス語でどう表現するかを考えて商品名に落とし込む作業は、それはそれは大変な苦労でした。

フランス語のボキャブラリーが乏しい私にはなかなかの難題でしたが、普段の仕事とはすこし違った新鮮さがあり、お腹がチャポチャポになりながらも辞書を引きつつ楽しんでいました。

そんな苦労をして販売が決まったハーブティー達がお店の棚に並んでいるのを見ると、何だか愛おしくも感じます(笑)
これを愛着と呼ぶんですかねぇ~。

私が選定して名前を付けた紅茶が店で並ぶのを見ると嬉しくなります

この気持ちを、来店されるお客様にも共感いただけるように、販売にも力をいれたいと思いまっす!!

 

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Writer
岸 綾子
岸 綾子
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L'a pâtisserieシェフパティシエ。 日本では、神戸の『御影高杉』、『モンプリュ』で修業後、実家のパティスリーボンファルタに戻り9年シェフを務めました。 2016年に渡仏後は、ロレーヌ地方のパティスリー フレッソン、パリのオテル ル ブリストルやメゾン マルケス(ブーランジェリー パティスリー)などで就労し、現在フォンテーヌブローの『L'a pâtisserie』シェフパティシエとして働いております。フランスから、私目線でフランスの魅力やお菓子のこと、日々の出来事を綴ります。
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