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2022.03.09

フランスからつづる!パティシエ通信 by岸 綾子 Vol.14『材料問屋METROが運営する会員制スーパーに行ってきました』

皆さんBonjour パティシエの岸です。

今回は、フランスのパティスリー業界の人間ならば一度は耳にしたことがあるであろう大手卸問屋METRO(メトロ)に直接材料の買い付けに行ってきましたので、そのお話をします。

私がフランスで働きはじめて、ホテル ル ブリストル以外の全ての勤め先でこのMETROと取引がありました。

もちろん、現在の店でもとってもお世話になっております。

初めてMETROという名前を聞いたときは「え?地下鉄?何の関係が…?」と思いましたが、そのうち問屋さんの名前だと分かり「なんと覚えやすい名前なんだ!」と渡仏間もないころに思った記憶があります。

普段は、発注した材料を配達してもらっているので、直接METROに出向く機会はないのですが、今回はオーナーがお店に行くタイミングがあり私を誘ってくれました。
このお店は完全会員制なのでオーナーと一緒に行かないと入店できないんですよ~。

意気揚々とお店に到着!
さぁて、お買い物カートを取りに行こう♪
「んっ?カートはあるけどカゴは無いの?」
このカート、非常に長くて重いし。

長くて重いカートが大量に置かれている、店内入り口付近

「いったいどんな大物を乗せるカートなんだ?」と思いながら取り出し、会員カードをかざして入店すると、1つ1つが大容量!
これで納得!このカートいるわ。

所狭しと並ぶ、大容量の商品

そらそうですよね、業務用の材料を取り扱うお店ですからね。
ただのスーパーではありません(笑)

お店を見てまわると、果物・野菜はもちろんケース買い。

様々な種類の果物が置かれています

見るからに大容量。野菜も種類が豊富です

そして材料だけでなくオーブンやサラマンドル(焼き色をつけるための上火だけのオーブン)も買えちゃいます。

製菓コーナーは、見慣れた材料たちがズラリと並んでいましたが、なかには知らない商品もあり、今後の創作活動の幅が広がりそうな良い機会でした

製菓用チョコレート

パウチタイプのピューレ

今月中に新作を数品出すと言う目標があるので、良い刺激にもなりました。
もしかして、これはオーナーの計らいか…?

新作が出来たら、今後のレポートでご紹介しますね!

 

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岸 綾子
岸 綾子
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L'a pâtisserieシェフパティシエ。 日本では、神戸の『御影高杉』、『モンプリュ』で修業後、実家のパティスリーボンファルタに戻り9年シェフを務めました。 2016年に渡仏後は、ロレーヌ地方のパティスリー フレッソン、パリのオテル ル ブリストルやメゾン マルケス(ブーランジェリー パティスリー)などで就労し、現在フォンテーヌブローの『L'a pâtisserie』シェフパティシエとして働いております。フランスから、私目線でフランスの魅力やお菓子のこと、日々の出来事を綴ります。
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