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2022.09.08
フランスからつづる!パティシエ通信 by木村 翔 Vol.19「フランスに帰国!日本の湿度の高さを改めて感じる」

こんにちは。

フランスに戻ってきましたー!!

以前と違ってPCR検査の陰性証明書もいらず、楽々の帰国!!と思いきや、戦争の影響で、通常ならロシアを経由するルートがドーハ経由で帰ることに…。

▲カタール空港で乗り換え。移動時間が長くもうへとへとです

日本からパリに帰る道のりがとても長く、福岡→羽田、羽田→成田、成田→ドーハ、ドーハ→パリと、30時間ほど移動に時間がかかった気がします(笑)
以前に比べれば、世界を飛び回りやすくはなったものの、価格の高騰は止まらず、飛行機代も私の感覚では通常の2倍以上になったように思えます。追い打ちをかけるように10月には燃油サーチャージが上がる話も出ていますしね…。

世界中のチョコレートファンが楽しみにしているSalon du Chocolat Parisが10月末に開催されますので、その頃にはもっと動きやすくなっていればいいですが。

飛行機の話はさておき、私はフランスに8月26日に到着するやいなや、バカンス明けの店のオープン(9月1日)にむけて無心になって仕込みをしていました。5週間も店を閉めていて、店のストックはすっからかんになっていたので仕方がないですよね(笑)

▲お店のショーウィンドウも秋仕様に模様替え

▲秋の新作はミラベルを使った「パブロバ」です

店のラボで仕込みをしていると、改めて日本とフランスの湿度の差を肌で感じました。

福岡でイベントに向けて仕込みをしていた時、タルトをフォンサージュしようと、サブレ生地を冷蔵庫から出すなり生地全体の表面に水滴(結露)がついてしまい、フォンサージュするとタルトがべちょべちょになるんですよ(泣)仕方なく冷蔵プレハブ内で作業することに…。さっきまで暑さで死にそうだったのに、今度は体の芯まで冷えて体がおかしくなりそうでした(笑)

「福岡の湿度恐るべし!」でした。やけに肌の調子がいいとおもったら湿度計の数値がなんと100%!!思わず、「水中か!?」とツッコミをいれるところでした(笑)そりゃ、タルトもベチョベチョになるわけだ。何とか対策を考え、タルトが焼きあがったらすぐにホワイトチョコレートで薄くコーティングして湿度をブロックしていました。

それに比べて、今。フランスでの作業は本当に快適だと感じる私。

ケーキやチョコレートには、湿度は強敵です。フランスも30度前後の気温になりますが、湿度は低く、20%前後が平均です。改めて日本(特に南)で、湿度と戦いながらお菓子をつくられている方々は「本当にすごい!」と思いました。

私は、お菓子作りは水中(湿度100%)じゃなくて陸上が好きです(笑)

 

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Writer
木村 翔
木村 翔
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青森県三沢市出身。
日本で10年修行後、渡仏。フランスに移住して5年。
現在は、パリにある「LES TROIS CHOCOLATS PARIS」のシェフパティシエとして働いています。
フランスでこの職業に誇りを持ち、異国での“パティシエ人生”を楽しんでいます。
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