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2022.03.17

フランスからつづる!パティシエ通信 by岸 綾子 Vol.15『日々商品開発に奮闘中!』

皆さんBonjour 、パティシエの岸です。

日本ではそろそろ冬も終わり、春の気配がする頃ではありませんか?
フランスはまだまだ寒く、私の住んでいる地域では、夜は気温がマイナスになることもあります…

寒さがまだまだ続きますが、野菜や果物達は規則正しく成長しています。
それに負けじと、私はまた新作を出すべく日々新商品開発に追われています(汗)

最近は新しいコンフィチュールを2品考え、販売を開始しましたよ。

1品目は、
オレンジとパッションのコンフィチュールです。
苦味・酸味、そしてパッションの種の食感を楽しんでいただけるようになっています。

2品目は、
パイナップルとバナナのコンフィチュールです。
この商品は、先日オーナーより正式に商品化の承認を得たばかり!これから瓶詰めをします。

商品ラベルもヴァンドゥーズ(販売員)が可愛いものを作ってくれたので、非常に満足しております

オレンジとパッションのコンフィチュールのラベルデザイン

私が働く「L’A pâtisserie」では、素材を組み合わせるのがスタイルです。
なので春にはイチゴのコンフィチュールを作るのですが、うちの店では、イチゴに青じそを組み合わせたものになります

イチゴと青じそのコンフィチュールを製造中

同じくブルーベリーと赤じそを組み合わせたコンフィチュールもありますよ。

というように、素材を組み合わせることでオリジナリティをだしています。
ちなみに、私はブルーベリーがお気に入りです(笑)

現在私が働くパティスリーは、レストランが母体ですので、今まで働いてきた、お菓子専門のパティスリーと比べると視点が違い、ハーブをよく使ったり、料理で使う素材を組み合わせたりするところが特徴的です。
しかもショーケースの3分の1を3ヶ月おきに入れ替えるところは、まさににガストロノミーでのメニューの入れ替えの考え方と同じです。

これは本当に大変ですが(汗)

でもお陰様で猛スピードで様々な素材と向き合い、その素材について学ぶ時間が多くなりました。

まだまだ商品入れ替えの道のりは続きますが、コツコツ頑張ります!

皆さんも春向けの商品開発、頑張って下さい!

 

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岸 綾子
岸 綾子
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L'a pâtisserieシェフパティシエ。 日本では、神戸の『御影高杉』、『モンプリュ』で修業後、実家のパティスリーボンファルタに戻り9年シェフを務めました。 2016年に渡仏後は、ロレーヌ地方のパティスリー フレッソン、パリのオテル ル ブリストルやメゾン マルケス(ブーランジェリー パティスリー)などで就労し、現在フォンテーヌブローの『L'a pâtisserie』シェフパティシエとして働いております。フランスから、私目線でフランスの魅力やお菓子のこと、日々の出来事を綴ります。
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