ARTICLE
2022.04.12
フランスにいったら役に立つ!かんたんフランス語講座 第15回『副詞 その3』

いつかフランスで働きたい!という方へ。

このシリーズでは、押さえておくべき基本から、実際に製パン・製菓の現場で使われている言葉や、教科書には載っていないけど日常生活の会話に良く出てくる表現などにフォーカスして、かゆいところに手の届く“使える”フランス語をご紹介します。

フランス語って難しいイメージがありますよね。

その通り。フランス語はたしかに難しいです。
いざ勉強をはじめてみると女性名詞や男性名詞の違い、動詞の語尾変化や発音の難しさなど、なかなか一朝一夕にマスターできるものではありません。

それでもみなさんの夢がすこしでも近づくように、ポイントをおさえて楽しくフランス語を学び、役立ててもらえると嬉しいです!

 

「副詞 その3」

今回も引き続き「副詞」を紹介していきます。「副詞」とは「動詞を修飾する語」のことで、「ゆっくりと」や「かるく」など、「どのように~するか」を表現するための言葉です。
レシピ本を読んでいると、こういった表現が多くでてきますので、覚えておくと非常に便利です。
今回も、フランス語のレシピ本によく出てきそうな副詞を、例文を交えて紹介していきます。

 

① complètement(コンプレットマン)=完全に

例文
Refroidir complètement
完全に冷まします。
☞発音を聞く

*「refroidir=冷ます」

 

② généreusement(ジェネルーズマン)=たっぷりと/ふんだんに

例文
Avec un pinceau, imbiber le gâteaux généreusement de sirop dès la sortie du four.
オーブンから出したらすぐに、はけを使ってケーキにシロップをたっぷりと染み込ませます。
☞発音を聞く

*「pinceau=はけ」「imbiber=染み込ませる」「dès~=~次第すぐに」

ここで出てくる「dès」は、複数名詞の前につく冠詞の「des」とはまったく関係ありません(アクサンがついているところに注目してください)。この「dès~=~次第すぐに」という表現は中級以上のフランス語ではとてもよくでてきますので覚えておくとよいでしょう。
よく耳にする表現では「dès que possible(デ・ク・ポシーブル)=できるだけ早く」などがあります。

 

③ soigneusement (ソワニュウズマン)=注意深く/念入りに

例文
Presser soigneusement les bords des pâtes pour fermer la galette
生地の端を念入りに押してガレットを閉じます。
☞発音を聞く

*「presser=押す」「bord=端」「fermer=閉じる」

 

④ préalablement (プレアラーブルマン)=前もって

例文
Ajouter la crème chantilly préalablement fouettée
前もって泡立てておいたクレームシャンティイを加えます。
☞発音を聞く

*「ajouter=加える」「fouetter=泡立てる」

 

⑤ finement (フィヌマン)=細かく/細く

例文
Hacher des orangettes finement
オランジェットを細かく刻みます
☞発音を聞く

*「hacher=細かくきざむ」「fin=細い/薄い/細かい」

 

⑥ en ~

例文
Couper le beurre en petits morceaux
バターを細かく切ります
☞発音を聞く

*「couper=切る」「morceaux=かけら/断片」

ここで出てくる「en~」という表現は「~の状態」を指します。例文にある「en petits morceaux(アン・プティ・モルソー)」は、「細かい断片の状態」という意味です。レシピによく出てくる似た表現として「en petits dés=細かいさいの目に」というものがあります。
ここに出てくる「dés」は「サイコロ」という意味で、先ほどの「dès=~次第すぐに」とはまた別の単語になります(アクサンの種類(向き)が違うところに注目してください)。ですので「デ」と同じ発音を持つ単語が3つあるということです。フランス語、なかなか手ごわいですね。

「en~」という表現は、状態のほかにも場所・時間・手段などを表すときにもよく使われます(「en France=フランスに」「en 2022=2022年に」「en voiture=車で」など)。「en」にはまだまだ多くの表現で使われる重要な前置詞ですので、ぜひいちど辞書などで確認してみてください。

こちらでひとまず副詞の紹介はおしまいです。全3回にわたっていろいろな副詞表現を紹介してきましたが、それもレシピに限らず、日常会話でも活躍してくれますので、ぜひひとつでも多くの表現を覚えていただければと思います。

 

それではBon courage(がんばって)!

 

 

関連リンク

この記事をシェアする
Writer
chefno編集部
編集&映像制作 コウヘイ
chefno編集部
編集&映像制作 コウヘイ
映像制作とフランス語関連の記事担当。18年のフランス在住経験あり。フランス生活で得た気づきやエスプリを生かして面白い&センスの良いコンテンツづくりを目指します!好きなお菓子はダントツでタルトタタン。
1
ARTICLE
2021.11.11
パン屋が抱える5つの課題を解決できる、パンの自販機の魅力とは
chefno編集部
編集長 リョウ
2
ARTICLE
2022.09.15
第9回モンディアル・デュ・パン日本代表選考会レポート!
chefno編集部
編集&映像制作 コウヘイ
3
ARTICLE
2022.03.02
パンづくりとは我慢や苦労ではない。パン業界の古い慣習をなくしていきたい下町の人気店「メゾンムラタ」が語る効率化の重要性
吉村 智樹
4
ARTICLE
2022.05.04
「素材の自社加工」と「我が街のブランド化」で快進撃を続けるケーキハウス ツマガリ
吉村 智樹
無料会員を募集しています!
chefnoでは、会員登録することによって、会員限定のコンテンツを視聴したり、 製パン・製菓のセミナー(無料・有料開催)に参加することができます。 ほかにもいろんな特典を考えております。みなさまの登録をおまちしています!