みなさん、こんにちは。
少し時期がずれてしまいますが、今回のテーマはバレンタインです。ベルギーで生まれ育った私が、これまで現地でどのようなバレンタインを過ごしてきたか、チョコレートと絡めながらお伝えします!
ベルギーのバレンタインは、欧米の多くの国と同じく、男性が女性にプレゼントを贈る日です。日本のように女性がチョコレートを渡す習慣はなく、男性が恋人やパートナーに花やギフトを贈るのが一般的です。
バレンタインが近づくと、街には少しずつハートや赤い飾りが増え、普段よりロマンチックな雰囲気になります。バレンタイン当日には、バラの花束を持って歩く男性の姿もよく見かけます。

「チョコレート王国」とも呼ばれるベルギー。バレンタインには、バラと一緒にチョコレートを贈る人も多く、ショコラトリーのショーウィンドウもこの時期だけの特別なディスプレイに変わります。店頭には、ハート型のチョコレートやバレンタイン限定ボックス、特別セットなどが並び、バレンタインを盛り上げます。パン屋さんでも、赤色のヴィエノワズリーやハート型のパンを販売するお店があり、街全体が甘く華やかな雰囲気に包まれます。
学校でのバレンタイン
学生時代のバレンタインは、大人とは少し違った楽しみ方があります。
ベルギーのセカンドスクール(日本の中高一貫にあたる)では、バラの花を事前に予約して渡すシステムがあります。生徒は好きな相手や大切な人に渡すバラを予約し、当日になるとボランティアの生徒たちが授業中に教室へ届けてくれます。授業中に突然名前を呼ばれてバラをもらうので、サプライズ感があります。希望すれば匿名で贈ることもできます。
バラには赤と白があり、恋愛感情を表すための赤、友情の印として渡す場合は白を選びます。そのため、学生時代に限り、女性から男性、または女性同士でバラを贈ることも珍しくありません。
バラは1本€2.50〜3.00(約500円)で、学校によっては事務室のスタッフや生徒会が受付を担当します。当日は、もちろんとても盛り上がります。笑
製菓学校で
私が通っていた製菓学校では、通常の6年生修了後に7年生として追加で1年、飴細工やチョコレートの授業を受けることができました。私は7年生に進級したのですが、飴細工のクラスではバレンタインをテーマにしたピエスやお花を制作する授業がありました。細かい作業が多く大変でしたが、バレンタインらしいピンク色を基調とした飴を使って表現する時間はとても楽しく、充実していました。

▲製菓学校での私の作品
ベルギーで友チョコ
ベルギーでは、バレンタインに友達にチョコレートを渡す文化はありませんが、私はお菓子作りが好きなので毎年たくさんチョコレートを作って友達に配っています!笑
日本のバレンタインの習慣を前提として渡しており、友人たちも楽しんでくれています。今年はボンボンショコラを作って友人たちに渡しました。ちなみにベルギーにはホワイトデーはなく、バレンタインにプレゼントを渡したらそれで終わり。お返しをする習慣はありません。男性から女性への気持ちを伝える日として楽しむのが一般的です。

▲今年のバレンタインに友人に配った手作りボンボンショコラ
私のおすすめショコラトリー
最後に、私が一番好きなショコラトリーを紹介したいと思います。
ベルギー生まれなので、これまで本当にたくさんのチョコレートを食べてきましたが、その中で、私が特におすすめしたいのが Centho(セントー)というお店です。

誰かにプレゼントしたいときや、自分へのご褒美用に購入することもあります。パッケージはシンプルですが、味で勝負しているのが魅力的です。ガナッシュが、従来のプラリネのような厚みのある立体的な形状ではなく、フルーツなどのジャム部分を挟んだ3層構造になっていて平べったい形です。甘さは控えめ、くせもなくまろやかで、何個でも食べられる優しい味です。

特に有名なのが塩キャラメル味で、2013年には世界的なコンクールであるインターナショナル・チョコレートアワード2013にてベルギーで初めて金賞を受賞し、一躍有名になりました。周りのチョコレートは薄く、中の塩キャラメルの、甘さと塩味のバランスがとても良く、初めて食べたときは本当に感動しました。シンプルだけどまた食べたくなる味です。 ベルギー国内でも店舗数は多くありませんが、私にとってCenthoは誰にでも安心しておすすめできるショコラトリーです。
実は、日本にもCenthoのチョコレートを取り扱うショップがあります。
ベルギーまで行かなくても味わえるので、ぜひ一度、日本の皆さんにも食べてみてほしいです。
chefno編集部
ベーカリーパートナー編集部