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2022.02.17

フランスからつづる!ブーランジェ通信 by成澤 芽衣 Vol.12『ディープなフランスの食文化を味わうならワインバーに行くべし!』

こんにちは

突然ですが、フランスと言えばワイン!チーズ!パン!
その他にも、お菓子やフランス料理など「フランス」というワードから連想される食べ物は沢山ありますよね。

その中でも今回は「ワイン」をテーマに、フランスでのワインの手軽な楽しみ方についてご紹介します。

フランスの街には至る所に「ワインバー(Bar à Vin)」が存在します。

入りやすく、とてもフレンドリーな雰囲気のお店が多いです

赤、白、泡など色々な種類のワインをグラス1杯から注文することができ、数種類のワインを味わったり、グラス片手に仲間とお喋りを楽しむカフェ代わりに利用する方も多いです。

飲んで気に入ったワインは購入する事もできますよ~

その楽しみ方も様々で、サラミやハムなどのシャルキュトリ(食肉加工品の総称)や、チーズなどのおつまみと一緒にアペリティフ(食前酒)の時間を楽しんだりと、自分好みのスタイルでワインと共に素敵な時間を堪能しています。

ワインバーはドレスコートなどは存在せず、誰でも気軽に入れるので、私もふらっと仕事帰りに寄るのが好きです。

その空間に踏み入れると「あ〜やっぱりこれだよ〜フランスに来たよ〜」と、フランス好き日本人の私は「ザ・フランス」の空気にも浸ることができる+美味しいワインも飲めて一石二鳥な気分になります。

カウンターに座れば、ワイン大好きの店員さんとの会話を楽しむこともでき、そこでワインのうんちくを聞く事もできます。

私が行くお店では、大体グラス一杯4€〜6€くらいの価格帯でフランス各地のワインを味わうことができます。

ソムリエのお姉さんがおすすめしてくれたロワール地方の自然派ワイン。スッキリした口当たりでとっても美味しかった

こちらもロワール地方のソーヴィニヨン・ブラン。小さなワイン畑で職人さんが丁寧に作っている自然派ワイン。まろやかでお花の香りがしました

このカジュアルさとコスパの良さから、店内はいつも地元客で賑わっています。

コロナ禍が明けてフランスへ自由に行き来できる時期が来たら、観光の帰り道などに気軽にワインバーに立ち寄ってみてください!

ワインに国境はありません!
美味しく飲めればそれで良いんです。
きっとお店の方たちが「ボンソワール(こんばんは)」と笑顔で迎えてくれると思います。

ガイドブックには載っていない、また違った角度から少しディープで素晴らしいフランスの食文化を楽しむ事が出来るかもしれませんよ。

 

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成澤 芽衣
成澤 芽衣
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2017年 フランス全国バゲットトラディションコンクール 優勝。 現在はフランスでフリーランスのパン職人として活動する傍ら、日本でのイベントや、東京にあるベーカリーでパンの監修をさせていただいております。 フランスから私なりの視点で、パンのこと、普段のことなどなど。 生のフランス情報をお贈りします。
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