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2021.11.25

フランスからつづる!パティシエ通信 by岸 綾子 Vol.2「フォンテーヌブロー城での夜会」

Bonjour!
パティシエの岸です。

ここ最近のフランスはというと、とても寒くなり、夜は特に冷え込みが厳しく真冬のようです。
朝方から仕事をする私にとっては厳しい季節の訪れです。

さて今回は、
つい先日フォンテーヌブローの市長によるソワレ(夜会)がフォンテーヌブロー城で開催され、私はその宴会でミニャルディーズ(食後のコーヒーと共に出される小さなお茶菓子)の提供を担当する栄誉にあずかりましたので、その様子を少しお伝えします。

すっかり夜も深まった頃、フォンテーヌブロー城へと向かいました。

この会には、周辺の街に住む著名人や経営者が招待され、その中には中世時代の仮装をして出席している招待客もいました。
その様子を見ていると、まるでその時代にタイムスリップをした様な感覚になりました。

素晴らしい雰囲気の余韻がまだ残るなか、提供するお菓子を準備するため、厨房に向かいます。
その厨房は薄暗く、リアルに中世の調理場を彷彿とさせる雰囲気があり、何だか当時の宮廷料理人になったような気分でした。

薄暗い厨房で製造したお茶菓子

パティシエとして、そしてフランスが好きな自分にもいい機会となりました。

 

私が働いているお店『ラ・パティスリー』
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☞『パティシエ通信  Vol.3「ボキューズ・ドール国際料理コンクールとSIRHA2021 を見てきました」』はこちらから

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岸 綾子
岸 綾子
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L'a pâtisserieシェフパティシエ。 日本では、神戸の『御影高杉』、『モンプリュ』で修業後、実家のパティスリーボンファルタに戻り9年シェフを務めました。 2016年に渡仏後は、ロレーヌ地方のパティスリー フレッソン、パリのオテル ル ブリストルやメゾン マルケス(ブーランジェリー パティスリー)などで就労し、現在フォンテーヌブローの『L'a pâtisserie』シェフパティシエとして働いております。フランスから、私目線でフランスの魅力やお菓子のこと、日々の出来事を綴ります。
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