いつかフランスで働きたい!という方へ。
このシリーズでは、押さえておくべき基本から、実際に製パン・製菓の現場で使われている言葉や、教科書には載っていないけど日常生活の会話に良く出てくる表現などにフォーカスして、かゆいところに手の届く“使える”フランス語をご紹介します。
フランス語って難しいイメージがありますよね。
その通り。フランス語はたしかに難しいです。
いざ勉強をはじめてみると女性名詞や男性名詞の違い、動詞の語尾変化や発音の難しさなど、なかなか一朝一夕にマスターできるものではありません。
それでもみなさんの夢がすこしでも近づくように、ポイントをおさえて楽しくフランス語を学び、役立ててもらえると嬉しいです!
目次
「とっさのひと言」
なにか突発的なことが起きたときにとっさにでるひと言、これらの言葉は間投詞、感動詞などと呼ばれます。ほんの短い言葉や音なので、覚えるのも難しくありません。いくつか紹介しますので会話のなかで使ってみてください。
① Voilà. (ヴォアラ)=①どうぞ ②出来上がり! ③そういうこと!
この言葉はいろんなシチュエーションで使うことができます。たとえば誰かに何かを渡すとき。お客さんに商品を渡すときに店員さんが言ったりします。パンが焼きあがったり、ケーキの仕上げが完成した時に「できた!」というニュアンスで使ったりもします。
あとは会話のなかで話がうまく伝わらなかったりした時に、相手が「つまり~ということだね」と理解してくれたときに「そう!そういうこと」という感じで使うこともあります。
② Tiens. / Tenez. (チアン/トゥネ)=①はいよ。/どうぞ。②あれ?
*「Tenir=取る」
直訳すると「取りなさい」という命令形の言葉です。だれかに何かを渡すときに「はいよ(受け取って)」という感じで使います。目上の人に対しては「Tenez(トゥネ)=どうぞ(取ってください)」と言います。
また、何かに気がついたときに、語尾の音を上げて「あれ?」というニュアンスで使ったりします。
③ (C’est)chouette. / Super. (シュエットゥ/スュペール)=やった/いいね/
なにかいい知らせを受けたとき、例えばその日の晩ごはんが好きなメニューだったときなど、ちょっとした嬉しいときに使います。
④ Ouf !(ウフ!)=ほっ!
ほっとひと安心したときのひと言です。
⑤ Bof. (ボフ)=よくも悪くもない。無関心を表す
誰かに「調子はどう?」とか「これどう思う?」などと意見をきかれたときなどに「どっちでもない」「どうでもいい」といった無関心を表現するときに使います。ちょっと肩をすくめながら言うのがポイントです。
⑥ Zut ! / Mince ! (ズュット!/マンス!)=しまった!くそっ!
物を落としてしまったときなど、なにか失敗をしてしまい、悪態をつくときにとっさに出るひと言です。
これらの言葉が自然にでてくるようになれば、あなたは相当フランスに溶け込んできた証拠かもしれません。ほかにもいろんな間投詞(感動詞)がありますので、フランス人を観察していろんな言葉を自分のものにしていきましょう!
それではBon courage(がんばって)!
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