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2022.01.26

フランスからつづる!ブーランジェ通信 by成澤 芽衣 Vol.9『ガレット・デ・ロワ作りに欠かせないお気に入りのナイフを紹介します』

こんにちは。

現在、私はフランスで店舗物件探し中!
ということで、2022年のエピファニーは、2軒のレストランの厨房を借りてガレット・デ・ロワを作らせていただき、そのうちの1店舗で販売する事になりました。

焼き上がったガレット・デ・ロワを販売していると、お客さんから「パイ生地の構成」や「クリームの配合」などなど、商品に対して多くの質問をいただきました。
そのなかでも印象的だったのが「このガレット・デ・ロワのレイエ(模様)は、特別な道具を使って描いているの??」という質問でした。

私が制作したガレット・デ・ロワ

私自身、何気なく購入したナイフで描いただけなのに、まさかフランス人の目に留まるレイエの仕上がりになっていた事に、嬉しさを感じました。

ということで、今回は私が使うお気に入りの「ナイフ」についてご紹介します。

このナイフ、思い返せば、2016年に渡仏した際にパリの調理器具店MORAで買ったものなんです。

パリにあるお気に入りの調理器具店MORA

MORAの店内。品揃えも豊富

購入したナイフは、品質の良いスイスメイドのナイフ「VICTORINOX」のもので、確か一つ5€くらいでした。

その当時は、「日本でもこのナイフ使ってたな〜」とそんな軽い気持ちで購入したナイフでしたが、今では「ガレット・デ・ロワを作るときはこのナイフ!」と決めているくらい愛用しております。

2020年のガレット・デ・ロワのデモンストレーションの時の写真。この時もお気に入りのVICTORINOXのナイフを使っています

私が愛用するナイフは3つあるのですが、それぞれ用途があります。

①ガレット生地をくり抜きカットするとき用(細かいギザギザの刃)

②ガレットの表面にレイエを入れる用

それぞれのナイフの柄を違う色にしているのは、急いでいる時でも色で瞬時に刃先の違いを確認して「すばやく手に取りやすいから!」という理由です。

③パン切りナイフ

これはドイツのWMF (ヴェーエムエフ)というメーカーのナイフです。刃渡りは12cm程の波刃ナイフ。
これでバゲットを切って、内層(気泡)チェックしたり、ささっとサンドイッチを作ったりします!
このメーカーのナイフは、ほんとによく切れますよ。

こんな感じで、私たちパン職人にとって重要な道具の紹介でした。

 

またパリに行く時にこの調理器具店に行く予定です。
また新しい仲間(ナイフ)見つけてこようかな〜!

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成澤 芽衣
成澤 芽衣
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2017年 フランス全国バゲットトラディションコンクール 優勝。 現在はフランスでフリーランスのパン職人として活動する傍ら、日本でのイベントや、東京にあるベーカリーでパンの監修をさせていただいております。 フランスから私なりの視点で、パンのこと、普段のことなどなど。 生のフランス情報をお贈りします。
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