こんにちは。
先日パリから西に300kmほど行ったロワール地方の、Vin Nature (自然派ワイン)を作っている、とあるワイナリーに見学に行ってきました。
現在7月上旬。フランスの初夏は (西フランスでは) 日中28℃くらいまで気温が上がり暑さも感じられますが、湿度が低い為とってもカラッとしていて気持ちが良いです。ただ、日差しがジリジリと強いので、しっかりとした紫外線対策が必須です!
以前アルザス地方に暮らしていた時は、 Riesling (リースリング)や Pinot Gris(ピノグリ)、 Crémant d’Alsace(クレモンダルザス)などの、アルザス地方を代表するワインばかりを飲んでいました。
しかし、郷に入っては郷に従えの精神をモットーに、現在暮らしているロワール地方ではこの土地のワインを意識的に飲むようにしています。地元の方々も率先して地元のワインを楽しんでいるように見受けられます。こんな風に、フランス人の地元愛がワインや方言、食べ物など、いろんなところから感じられることがとても面白いです。
さて、今回見学させていただくワイナリーの作り手さんは、なんと日本人なのです!
以前にも南西フランス・ Bordeaux (ボルドー)や、アルザス地方・ Colmar (コルマール)のワイナリー見学経験はありますが、説明が全てフランス語だった為、私の言語力では6割程理解するのがやっとでした。しかし今回は日本語での説明とあって、ワイン造りについて、そして自然派ワインについて、より深く理解できました。
見学していくなかで、同じ日本人がフランスを代表する農産物(vin natureの原料は基本的に葡萄だけなので、農産物と云われているそうです)、そしてフランス食文化を形成するのに重要な「ワイン」を作っている事にとても感銘を受けました。
フランスでは各地で様々なワインが作られています。そしてそれらの全てが違う味、違う瓶の形や、違うカラーをしています。それほどまでにフランス全土で親しまれている数々のワイン。一生かかっても全部飲みきれないとは思いますが、それぞれの土地を思い浮かべながら、そして作り手さんに想いを馳せながら味わってみることでまたフランス食文化への興味が深まっていくのかなぁと、そんなことを思いながら帰路に着きました。
関連リンク