こんにちは。
今回は、パリから460km程西に行ったところにあるLes Sable-d’Olonne (レ サブル ドロンヌ)という海沿いの街に行った時のお話をします。
美しい大西洋に面したこの街は、春から秋の終わりにかけて観光客や、別荘を持つフランス人で大変賑わいます。この街に住んでいらっしゃるLesaffre(ルサッフル)社※の営業ディレクターの方が以前、「この街はパン屋を開業するのにポテンシャルがとても高い」とおすすめされていたので訪問してみました!
※フランスのイーストメーカー
その方は、Les Sable-d’Olonneの地元の方々は舌が肥えているため、上質なパンを作ればしっかり評価してもらえる、また、前述したように多くの観光客が訪れるためその分チャンスも多いと考えられているようでした。
私が訪れたのは7月上旬で、気温はなんと35℃を超える暑さ。正直あつあつのパンを食べるイメージが湧かず、キンキンに冷えたアイスクリームのことしか想像ができなかったです(苦笑)確かに観光客も多く賑わっており、春や秋ごろに海を眺めてパンをいただけるのは素敵だと感じました。
とはいえ、暑さに負けて「物件候補地の下調べ」という目的はこの土地に到着してからものの1時間で終わり、気持ちを切り替えて観光することにしました!
まずは駅から海に向かう途中に大きな屋内型マルシェを発見!新鮮な肉・魚・野菜などなんでも買えそうです。今回訪れたのは日曜日の朝でしたが、とても賑わっていました。
そしてこの街のシンボルである海!
現在私が暮らす街にはLa Maine (メンヌ川)という、La Loire (ロワール川)と合流する大きな川が流れていますが、海はありません。久しぶりに見る大西洋!海は広く、透き通るほどに綺麗で、とても穏やか。心がスーッと癒されていくのを感じました。
小一時間ほどふらふら街歩きをしていると、すれ違う人々は皆明るい笑い声で立ち話をしたり、陽だまりのなかカフェのテラスで新聞片手にエスプレッソをゆったりと飲んでいたり、そして親子が公園で笑顔いっぱい楽しそうに遊んでいたりと、この街には優しい空気と平穏な時間が流れていることに気付きました。
自分のお店の1店舗目を開業する土地の候補からは残念ながらイメージと相違していたため外れてしまったこのLes Sable-d’Olonne ですが、1泊2日ほどでパリからふらっと海を眺めにお散歩するのには距離的にも規模的にもおすすめの、絶好の場所かもしれないなと思いました!
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