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2022.01.14

もうすぐ創業100年!イタリアの天然酵母パンが食べられる用賀「Gian Franco(ジャンフランコ)」

用賀駅を歩いているとかわいいイラストが目を惹く「Gian Franco(ジャンフランコ)」。
1923年イタリアBRA村に創業した歴史あるパネッテリーア(パン屋さん)です。代々受け継ぐ天然酵母を使った小麦本来の旨みを引き出したパンが大人気なんだとか。
早速ご紹介します。

 

イタリアの味を受け継ぐ「Gian Franco(ジャンフランコ)」

用賀駅東口を出て歩くこと4分くらいにあります。
通りに面しているので分かりやすいです。

外からパンをつくっている姿が見えるので子どもは興味津々。
思わず私ものぞいちゃいました。

店名はイタリアBAR村に店を構えるGianFranco Fagnola氏の名前に由来しているそう。
親子3代に渡って代々受け継いできた天然酵母種を使用していることが特徴です。

店内に入ると、先客2組。
その後3組来店し、近くの会社員や主婦層に人気なのが分かります。

目線を下ろすようにしてパンがたくさん並んでいます。
天井が高く見渡せるので圧迫感が無く選びやすい!

パンが並んでいる奥では、パンを焼いている姿が見えますよ。
行ったときはちょうど焼きたてのパンが取り出されているところでいい香りが広がっていてずっと嗅いでいたい気持ちに。

とにかくパンの種類が豊富です。

イタリアのパンらしいフォカッチャやパニーニはもちろんサルシッチャをつかったお惣菜系パンやスイーツパンやサンドイッチが並びます。

人気なのはソフトフランスシリーズ。
季節限定商品の「栗&くるみ」は栗とクルミのジャムと黒糖練乳クリームをはさんであり、そそられました。

9月に新しく出た「ジャークポークのバーガー」は人気のフォカッチャのバンズにオイスターソース入りのジャークシーズニングソースで焼き上げた豚ロース肉にセミドライトマト、パプリカをはさんだスパイシーなバーガーはランチにぴったり。

健康志向な方におすすめなのが低糖質のクロワッサン。
どうしてもパンが食べたいときってありますよね。
そんなときにも安心して食べられます。

この細長いのは一体…
聞いてみると、スティック状のパンで「グリッシーニ」と言うんだそう。
クラッカーのようにカリカリとした食感がクセになるそうです。
ベーコンやチーズはお酒のおつまみに、チョコはおやつとして人気なんですって。

パンだけでなく、焼き菓子もありました。
メレンゲは日によってフレーバーが変わるそう!

パンを選んでいると壁に貼ってあったのは近くの小学校のこのポスターです。
食品ロスをなくそう!と書かれていて、パンの長持ちさせる方法が書かれていて地域に愛されているパン屋さんなんだと温かい気持ちになりました。

しかも子のポスターかなりタメになる!

 

今回は3種をお持ち帰り!

・ジャンクロワッサン

スタッフさんのおすすめ。
2014年クープ・デュ・モンドで出品された「ジャンクロワッサン」。
ジャン・フランコ氏オリジナルレシピのクロワッサン 生地にたっぷりの卵を練り込んでいます。オレンジの皮とバニラが入り甘い香りが特徴です。

普通のクロワッサンより大きく、高さがあります。
形も珍しく三日月型というよりは両端を下できゅっとされています。

半分に切るとエアリー感があってこれはこのままかぶりつきたくなりました。
トースターで1分程焼くと外はさっくり、中はしっとりふんわり。
バターの香りの後にオレンジのさわやかさが広がります。

 

・12ブッロ・チョコラータ

「12ブッロ・チョコラータ」は、ハード系な生地にバターを12層に折り込み、チョコレートが挟まれています。
一層一層がハッキリしていて外側はパリパリっとした食感がなんとも心地いい。なのに中はもっちりとしていてギャップにやられました。
これは食べた人にしか分からない食感だと言えます。

バターはふんわり、チョコレートは甘すぎないので朝食や軽食に良さそう。

 

・ノチ

名前も聞いたことなければ、見たこともない「ノチ」。
イタリア語でナッツをノッチェ、ノチなので、そちらが名前の由来なんだそう。
クルミ、アーモンド、かぼちゃの種をミックスしたものにハチミツをかけたパンでナッツ好きとしてははずせません。
どこを食べてもナッツが入ってきて複雑な味わい。
はちみつをつかってるから甘いのかと思いきや甘味は控えめで、ナッツの本来の味を楽しめます。
下の部分は薄いデニッシュのようになっていて、ピザのようにも見えますね。

 

東京にいながらイタリア気分が味わえる

用賀にある「Gian Franco(ジャンフランコ)」をご紹介しました。

ほかのパン屋さんでは見かけることのないパンが並んでいて新鮮でした。

Gian Franco氏が日本人好みに考案した「空飛ぶ食パン」は耳まで柔らかく、ふわっとろっとした食感が人気の理由なんだそう。
また、空飛ぶ食パンは焼き立てのまま簡単にちぎって召し上がれる作り方をしているとのこと。
朝一には並んでいなかったので気になります。
焼き上がりは木曜、金曜、土曜は12時、13時半、15時、日曜は12時、15時。
焼き立てをお持ちかえりし、熱々のところををちぎって食べるのがおすすめとのことです。

ぜひ東京でイタリア気分を味わってみてはいかがでしょうか。

 

●About Shop
Gian Franco(ジャンフランコ)
東京都世田谷区用賀4-14-21
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月・火・水

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