昨今、トレンドとなりつつあるクッキー缶。多くのクッキー缶が存在する中で、知る人ぞ知る最高のクッキー缶を今回ご紹介します。シンプルで真白な缶。開くと現れる、まるで宝石のように色とりどりのクッキーたち。この美しいクッキー缶を販売するのは、恵比寿にある「Q.E.D.CLUB」。今回はクッキー缶の中身と、シェフのこだわりをッ取材してきました。
目次
小さな缶に入ったクッキーの種類はなんと13種類
箱を開けて缶の中に広がるのは、端正に詰められた13種類ものクッキーたち。レストランでも人気のクッキーを詰合せ、価格はなんと2900円と、このボリュームとクオリティーでかなりのコスパ。また茶色くなりがちなクッキー缶ながらも、焼き方や種類も様々でピンクやグリーンなど他を邪魔しない淡いカラーとバランス感に、シェフのセンスが光ります。
このクッキー缶を手掛けたのは、Q.E.D.CLUB シェフパティシエ 奥村充也さん。このクッキーのこだわりと、中身をたっぷりと紹介していきます。
~クッキー缶の中身解説~
奥村シェフ、いちおしを伺うと写真丸上、「瀬戸内レモン」。もともとはQEDクラブの玄関の横になっているレモン。そのレモンを使い何かできないかと考えて作ったのが、このレモンサブレ。現在は愛媛県の二宮果樹園のレモンを使用しているんだそう。とても香りの良いレモンで皮と果汁をふんだんに使い、軽い食感に仕上げてます。酸味の効いたアイシングもポイントです。それでは他の12種類を1個ずつ紹介していくと、
・ガレットブルトンヌ
ブルターニュ地方の焼き菓子で、芳醇なバターの香りとザクザクした食感、フルールドセルの塩気が特徴。
・フロランタン
キャラメルでコーティングしたアーモンドを乗せて香ばしく焼いたサブレ
・和三盆の三日月クッキー
アーモンドプードルが入ったサクッと軽い食感と和三盆の上品な甘さのクッキー。
・ピスタチオ
イタリア産のピスタチオペーストを贅沢に使用。粗く刻んだピスタチオがアクセントに。
・ショコラ
ヴァローナ社のカカオパウダーを練り込みビターに焼き上げた花型クッキー
・カフェ
粗く刻んだコーヒー豆とマカダミアナッツのカリカリした食感が楽しいクッキーです。
・ラズベリージャムをのせた絞り出しクッキー
甘酸っぱいジャムとトンカ豆の香るサブレ生地の組み合わせ。
・メープル
香りの良いカナダ産メープルシュガー使用。さっくり軽い生地とローストしたくるみが好相性。
・バトン マレショー
粉糖とアーモンドパウダーを混ぜ込んだメレンゲ生地にたっぷりとナッツをふって香ばしく焼き上げ、間に自家製ヘーゼルナッツプラリネクリームをサンド。
•ラズベリーのブール ・ド・ネージュ
マカダミアナッツを混ぜ込んだホロホロとした食感が特徴。甘酸っぱいラズベリーパウダー入りの粉糖でコーティング。
•オリーブ パルメザン
たっぷりのパルメザンチーズと乾燥させたオリーブシードを混ぜ込んだ塩味のサブレ。胡椒の辛味がアクセントになって、おつまみにもピッタリ。
•パプリカトマト
塩気のあるトマトペーストとトマトフレーク入りのサブレ。ホロリとした食感で周りをパプリカパウダー入りのスパイスでコーティング。
クッキー缶づくりで大切にしたのは「開けたときの感動」
奥村シェフに、ここまで沢山の種類の焼き菓子をなぜ入れようと思ったのか伺うと「開けた時の驚きがあったり、感動してもらいたいからです。食べる楽しみや選ぶ楽しみがあるように色々な食感、味のバリエーションの焼き菓子を揃えました。また仕切りなくぎっしり詰めているのもポイントです。クッキー缶づくりで大切にしたことは”お菓子を通してわくわくしたり、美味しく楽しい時間を提供する”ことを考えて作りました。」
もともと旧ハンガリー大使公邸。美しく、特別な空間として生まれ変わった圧倒的な世界観
エントランスから異世界感が漂う「Q.E.D.CLUB」。恵比寿の街のなかでもひときわ閑静な高台の一角にあります。駅は恵比寿もしくは、中目黒、代官山駅からも歩くことができます。旧ハンガリー大使公邸だった場所を作り替え、「究極の日常」の空間といえるのも、納得です。
エントランスもこの通り。クッキー缶は店頭販売はもちろん、配送も可能なんだとか。これからのギフト、年末年始にもぴったりです。
●About Shop
fQ.E.D. CLUB
東京都目黒区中目黒1丁目1−29(MAP)
営業時間:12:00~21:00
定休日:月曜日