焼き立てのフィナンシェをはじめ、出来立てのスイーツが流行する2022年。その中でも本格的な出来立ての美味しさを味わえ、素材選びからすべてにこだわり尽くされたドルチェ専門店「DOLCE TACUBO」が話題に。ミシュラン一つ星を獲得し、予約困難なイタリアンレストラン「TACUBO」の延長としたオープンしたお店です。
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代官山、恵比寿から徒歩数分のロケーションと美術館のような外観
最寄り駅は代官山駅から4分程度、恵比寿駅からは10分程度歩いたところにあります。そのエントランスのスタイリッシュさは、お菓子を販売しているお店というよりもギャラリーのような佇まい。
エントランスの前にある砂利が、よりギャラリー感を演出し、そしてふと見ると石段にはお店の名前も刻印されていて細部まで技を凝らしたこだわりっぷり。実際に内観やお店のイメージを伺うと、「美術館やギャラリーのような雰囲気をイメージしています」とのこと。お店へ入れば、商品がズラリと並ぶのではなく、一つ一つのお菓子が作品のように“展示”されています。
時間予約制で買うお菓子のレストランらしさ、出来立ての本当の美味しさの体験
このお店の大きな特徴が、テイクアウト専門店でありながらも“予約時間制”になっている点。受け取る時間から逆算し、ベストなタイミングで美味しさを体験できます。なぜ予約時間制にしたのかは先に述べた通り、レストラン「TACUBO」の延長としたオープンしたお店であることもありパティスリーとは異なり、オーダーが入ってから料理を作る“レストランらしいライブ感覚”でより“おいしく出来立てを食べていただきたい”という想いが根底にあるそう。
実際に予約は、公式Instagram、そしてHPから飛ぶことができる予約サイト(TabelCheck)で事前に日時を選択し、受け取りにいく形式になります。また公式Instagramを見ていると、ストーリーズでは当日販売分等についてのお知らせも流れているので、当日買いに行くことも可能になっていますが、フィナンシェもシュークリームも受け取り時間に合わせて焼いているため、本当の美味しさを楽しむ意味で予約してからがオススメとなっています。それでは、「DOLCE TACUBO」で買うべき最高のお菓子を紹介していきます。
一度食べたら忘れられない「フィナンシェ」のメープルシュガーの美味しさ
「食感と風味を味わう焦がしフィナンシェ」(400円~)は、いくつかある商品の中でもこんがり焼かれた食欲をそそる見た目、そして手にした瞬間“絶対美味しい”がわかる食感と香り、すべてに置いてフィナンシェの常識を覆すほどの美味しさを誇ります。素材にこだわるために、本格アーモンドプードルと、カナダ産の本格メープルシュガーをたっぷり使⽤している点が特徴。
「1つクセになるようなポイントを作りたかった」というこだわりから、メープルシュガーを使用している点が大きな特徴で食べたときに香ばしさとじゅわっと広がるうまみは、一度食べて欲しいほど。
その他調理法では、バターをしっかり焦がし、サクサク感の限界に挑戦。焼き⽴てのサクサク感、⾷感、⾹りを、⼀番良い状態で味わって欲しいので、テイクアウトの形でも、個包装をあえてなくしたんだとか。
賞味期限は2時間? 最高の余韻をほこる濃厚なカスタードに恋する
「濃厚カスタードを味わうシュークリーム」(700円)は、クリームと生地のベストな馴染み具合があることもあり、購入後2時間以内に食べることを推奨しています。特に、予約時間制で受け取りに行くとシュー生地が焼き立てのようにホッカホカ。そして中のクリームはひんやりと、なかなか食べることのできない最高の出来立てシュークリームの味わい。
またこだわりとしては、生地よりもこのクリームに特別なこだわりが。濃度の高いクリームを使うことで生地が砕けないようになっているんだとか。
宝玉卵とオーム乳業の生クリームをふんだんに使うことにより実現した、濃厚カスタードクリームは、一度食べたら忘れられない濃厚な香り。
さらっとした甘さと、とろとろ感が持続する「コシ」のあるクリームを実現していて、風味を引き出すためにベストな、マダガスカル産のバニラビーンズもたっぷり使用している贅沢っぷり。なかなかここまで昨今高価なバニラの美味しさを楽しめるスイーツはないです。
王道ながらも、最高峰とも呼べる卵の美味しさと“かたなめらか”な食感
「王道を塗り替える濃厚プリン」(700円~)。宝玉卵と、乳脂肪の高いミルクをふんだんに使いつつ、喜界島(きかい島)のこだわり粗糖と、甜菜糖(てんさい糖)を使用しているそう。しかもこちらは「DOLCE TACUBO」オリジナルブレンドシュガーで、キレのある甘さを実現。
また、濃厚さをより味わい深いものにするために、“かたなめらか”な食感を追求しているところにも注目。一番ベストな“かたなめらかさ”を目指すために、予約時間から逆算し、あえてプリンを引き締めるために、24時間寝かせた状態で手渡しをしてくれる嬉しさ。
「DOLCE TACUBO」の最高のお菓子を手掛けるのは、佐藤凪沙さん。⼀つひとつのメニューが「理想系のドルチェとしてどうあるべきか」から逆算された最高のお菓子を日々作り続けています。これからは季節によってフィナンシェやジェラートなど、新しいフレーバーも出るそうで、これからも楽しみです。
●About Shop
「DOLCE TACUBO」
東京都渋谷区恵比寿西2-15-9チェラーザ代官山1階
営業時間:11:00~19:30
定休日:不定休