こんにちは。
日本もだんだん寒さが本格化し、クリスマスそして新年を迎える準備が着々と行われ、賑やかな時季になっている頃だと思います。この時季にそんな寒い日が少し恋しくなる私。オーストラリアに移住して10年が経った今でも、まだしっくりきていない夏のクリスマス。
今回は、そんなオーストラリアの真夏のクリスマスならではのパーティー料理やお菓子についてご紹介しようと思います!
では最初に、この時季のレストランについてご紹介します。オーストラリアのレストランでは、お昼ごろから2部構成でセットメニューの提供(2時間制)をしているところが多い印象です。私が独立する前に働いていたレストランでは、24日(クリスマスイブ)はオープンして、クリスマス当日の25日は、年に1度のお休みでした!オーストラリアでは、クリスマスは家族と過ごす日という考え方をしている方が多く、私が働いていた店だけでなくほとんどのレストランが25日はお休みのところが多いです。もちろん、ホテルのレストランなどはオープンしています。日本ではお正月にレストランがお休みになるところが多いように、こちらではそれがクリスマス当日というイメージですね。
次の写真は、私が働いていたレストランのクリスマス時季の写真です。もう4年も前の写真です。
続いて、クリスマス時季に食べられているパーティー料理についてご紹介します。生牡蠣、エビなどのシーフードから始まり、グレーズハムを食べるのが典型的なオーストラリア(オージー)スタイルです。
オーストラリアでは、”Surf and Turf(サーフ アンド ターフ)” といって、魚介類と肉料理(主にステーキを指す)がセットになったメニューを食べることが多く、日本人の私にはなんとなく馴染みのない組み合わせです…。しかも、この暑い時季に、家のオーブンでローストチキンやラムを焼いていると、こちらの冷房は性能があまりよくないのか、冷えない!暑いんですよ…(笑)実は、オーストラリアの家庭には冷房がないところがほとんどなんです。ちなみに、私の家にも冷房はありません。
デザートはオーストラリア定番のお菓子“Pavlova (パブロヴァ)”をクリスマスケーキとして食べることが多いです。
Pavlovaは、ニュージーランド“発祥”のメレンゲを使った伝統的なお菓子で、中はふわふわ、まわりがサクサクとしたメレンゲが主体のお菓子です。そのPavlovaにフレッシュベリーや、パッションフルーツ、マンゴーなどのフルーツをのせるのが定番です。
昨年のクリスマスですが、私は、友人の子供達と作ったPavlovaを、酸味のあるレモンクリームとホイップクリームと合わせ、ミックスベリーとパッションフルーツをのせていただきました。
少し話は変わりますが、私が講師を務めるAustralian Pastry Academy には、”クリスマスマカロン”というコースがあります。コロナ禍で自宅でお菓子作りやお料理をする方が増え、このコースは、大人気のクラスなんです!Pavlovaはもちろん美味しいですが、クリスマスマカロンがあるとより華やかになって楽しいクリスマスになりますね。
そして、みな夕方頃にはパーティーが終わり、ビーチでゆっくり過ごすのでした!
長い間こちらに住んでいますが、やっぱりクリスマスは寒くて、暖炉やこたつで暖まるというのがいまだに恋しいです。そんなことを想いながらも、ビーチで過ごすオーストラリアのクリスマスをしっかり満喫している私です(笑)
それでは、みなさん良いクリスマスを!