1年で最もバゲットが売れるクリスマスシーズン。しかし、そのシーズンだけでなく「日常の売上」に変える方法があります。職人のホンネと、消費者アンケートを分析して消費者ニーズにそって、日常需要を掘り起こす方法を一緒に考えてみませんか。

パン屋さんのバゲットの売れ行きのリアルもっと売れるために超えたい壁とは
パン屋の現場の声から見えるバゲットの売れ行きの現実と、消費者がバゲットを求めるシーン、ためらう状況を分析してみました。


安売りしなくても「価値」が伝われば売れる
あなたのお店のバゲットの売れ行きはいかがでしょうか?他の店舗のバゲットの売れ行きも気になりませんか? BAKEPORTの職人のホンネのアンケートによると、「バゲットの動きが悪い」と悩む声がある一方で、約9割の店舗が売れ行きは「良い・なかなか」と回答しています。 価格帯ごとに売れ行き注目してみると、350円未満では売れ行きに苦戦するお店が存在するものの、350円以上の高価格帯で販売しているお店で「売れ行きが悪い」と答えた人はゼロでした。
価格が高いから買われなくなるというわけではありません。高価格帯であっても、その価格への納得感を感じられる美味しさや、こだわりなど、価値をお客様が感じているようであれば、安売りしなくても確実に売れるようです。
バゲット購入を迷うのは大きすぎるサイズが原因



消費者はいつバゲットを買いたいのかを調べるため、月1回以上パン屋さんに行くパン好き女性にアンケートをとりました。バゲットはクリスマスによく売れるというイメージがありますが、アンケートによると「クリスマス等のイベント」以上に、「シチューやパスタなどの洋食メニューの時」と回答した人が多いことが判明しました。
日常の食卓に合わせたいという巨大な潜在ニーズが隠れているといえるでしょう。 しかし、購入をためらう理由の第1位は「大きすぎて食べきれない・余る」という声がありました。職人のホンネでバゲットサイズを尋ねています。
焼成前約300g前後でバゲットをつくるお店が多いようです。お店の提供しているバゲットのサイズが、消費者にとって大きすぎると感じられていないかを見直してみる、もしくは手に取りやすくカットするなどできる工夫を考えてみるのも手でしょう。
他のハード系の売れ行きも気になる!バゲットの売上アップへもつなげるフックとは?
ハード系のニーズとハード系が売れているお店の声から、ハード系とバゲットを合わせた販売促進方法を一緒に考えてみましょう。


ハード系一番人気の明太フランスの影響力を活用
パン好き女性にハード系のニーズを尋ねてみました。約8割がハード系が「大好き・まあまあ好き」と答えており、高いニーズが読み取れます。その中で好きなハード系パンを尋ねたところ、プレーンタイプのバゲットなどよりも、明太子フランスやガーリックフランスの人気が高いことがわかりました。
人気のハード系総菜パンを通じて、お店のハード系生地やバゲット生地の美味しさも伝わっている可能性があります。明太フランスなどの人気ハード系パンの横にバゲットなどを陳列し、「このバゲットから当店人気の明太フランスが生まれています」のような宣伝文句をPOPに記載してみてもよいですね。
消費者ニーズや同業者の成功事例を参考に販促を



バゲットの日常的な購入を阻む大きさの課題に関してはハーフサイズや1/4サイズの展開をしていきつつ、バゲットの食べ方のイメージや、保存方法のイメージを具体的に消費者に提示することで、手にとるハードルが下がります。
編集部で「バゲットをもっと美味しく」のチラシを作成したので下記リンクからダウンロードしてご活用ください。
職人のホンネよりハード系の売れ行きが良いと答えた人の意見を参考にすると、ハード系の商品ラインナップを増やし、ハード系コーナーやハード系が売りとわかるように「面」で魅せることで売れやすいという成功例がありました。
バゲットもハード系も合わせて販促していく売場づくりを意識すると、バゲット・ハード系がもっと売れるようになるかもしれません。今回の消費者アンケートと同業者アンケート結果から参考にしていただけると幸いです。