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2022.05.27

フランスからつづる!ブーランジェ通信 by成澤 芽衣 Vol.24『フランスでの開業に向けて前進中』

こんにちは。

今、私の頭のなかを駆け巡っていることがあります。
それは、Gourmands達(食いしん坊)にとって夢のような空間の食品モール「Les Halles (レ・アール)」が、来年の春、近所にオープンする予定なのですが、なんとそこの運営者から「出店しないか」とお声がけいただいたのです!

▲この広場に2023年春にオープン予定です

最近、そのことばかり考えているせいか、ついには夢にまで出てくるようになりました。

そもそもレ・アールって何?と思われるかも知れませんので、かんたんにご紹介します。

レ・アールとは、マルシェのように新鮮な地元の野菜や果物、乳製品から魚など、ありとあらゆる食材を扱う店が並ぶ、常設の屋内市場のことです。いつ行っても活気がありその場に居るだけで楽しい気分になります。もちろんフランス人もレ・アールが大好きなんです。

食いしん坊の私は、フランスの各都市にあるレ・アールに行くのが大好きです。

▲ブルターニュ地方のレ・アールに行った際にあったパン屋さんの素敵な看板

レ・アールに行くと、地元の美味しい旬の食材が確実に手に入りますし、地元の生産者やお店の人達と直接会話ができるのも魅力のひとつです。さらに、カフェやイートインスペースもあるので、そこで購入した新鮮な生牡蠣をお供に地元の白ワインをくいっと一杯のんでから家に帰ることもしばしばあります。これがまた最高に幸せなんです!

▲ブルターニュ地方のレ・アールに行った際にいただいた、1杯の白ワインと地元のフレッシュな生牡蠣。この後は一日中ハッピーでした笑

こんな魅力的な場所で出店という素敵なオファーをいただけるなんて、とても嬉しいことです。アンジェにできるレ・アールがオープンするまであまり時間がなく、運営側からは早く回答が欲しいと言われています。とは言え、出店するならば事業計画書をしっかり作ってからでないと、すぐには「OUI !!」とは言えません。

出店するメリットやデメリットを具体的に考えてはノートにメモし、事業計画書と睨めっこしている日々が続いており、もう頭がパンクしそうです!!

▲事業計画書とノートを広げてうーんと唸っている日々です。早く答えを出したい!

大都市パリに比べ、外国人の少ない地方都市のアンジェ。そのアンジェの地元民に愛されるであろうレ・アールで、外国人である私が、フランスの国民食であるパンを製造するブーランジュリーができること。そして、地元の生産者さんと肩を並べて出店できることはとても光栄なことです。

フランスの食文化に対して敬意を持っている自分にとってはとても幸せなことですが、どうするべきか、いまだ考えがまとまっていません。
最終的にどういう結論を出すか、またブーランジェ通信でお伝えできればと思います!

アンジェにできるレ・アールに関する情報は以下URLよりご覧いただけます。
レ・アールの情報はこちらから

 

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成澤 芽衣
成澤 芽衣
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2017年 フランス全国バゲットトラディションコンクール 優勝。 現在はフランスでフリーランスのパン職人として活動する傍ら、日本でのイベントや、東京にあるベーカリーでパンの監修をさせていただいております。 フランスから私なりの視点で、パンのこと、普段のことなどなど。 生のフランス情報をお贈りします。
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