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2022.09.27
フランスからつづる!ブーランジェ通信 by成澤 芽衣 Vol.39『毎日パンが楽しめる国・フランス』

こんにちは。

前回の「パンをより楽しめる食材が豊富なフランス」に続き、今回は「毎日パンが楽しめる国・フランス」として、自分なりの見解や、ブーランジェールとしての役割などを綴りたいと思います。

前回もお伝えした通り、フランス人の生活に「パン」特に「バゲット」は、必要不可欠と言っても過言ではないと感じています。

例えば、フランスでフレンチレストランに行った時、美味しそうな料理達と共にパンも必ず提供されます。その時パンは、決して主役ではなく、キュイジニエ(料理人)達が作り上げた素晴らしい料理達を支える「脇役」です。

ですが、その脇役が居ない料理だけのテーブルは、フランス人にとってとても不自然で落ち着かないもののはずです。

▲この方たちと一緒にパンを作っています(右: MOFリシャール•リュアン氏)

フランス人(パン職人)の同僚たちに「朝食にはなにを食べる?」と聞くと、「バゲットとバター!」という回答がほとんど (西フランスでそのバターは決まって「有塩バター」)。

フランス人は、「パン」(ここでいう「パン」はハード系のパンを指します)の小麦の甘い香り、焼きたての香ばしさ、様々な品種の粉の特徴、パンから得られる栄養価などを楽しんでいるように感じています。日本人にとってのお米のような存在なのです。

▲フランスのブーランジュリーで焼かれるパン

2017年に「フランスバゲットトラディションコンクール 」で優勝したことをきっかけに、日本のデパートからの催事出展依頼や、日本での講習会の依頼などをいただく機会が増えました。当時は「嬉しい!」という思いのままに、あまり深く考えず日本での仕事を引き受けていたように思います。

しかし、あれから4年が経ち、フランスで働く日本のパン職人としての自分の役割について考えるようになりました。沢山美味しいパン屋さんがある日本にやってきて、私がパンを作る意味とは。フランスの小麦粉や乳製品など普段使用している食材が入手しづらい日本で、フランスのパンを再現する意味とは。

自分なりに出した私の「役割」は、日本の皆様に「普段フランスで食べられているパン」つまり日本人パン職人(私)のフィルターを通して感じられる「フランスのパン文化」をお伝えすることだと感じました。

おこがましいかもしれませんが、これからも様々なツールを通じて、日本の皆様にも「素晴らしきフランスのパンの世界」をお伝えできれば幸いです。

▲パンの製造風景

そして来る9/28(水)〜10/3(月)、私が普段フランスで作っているパンを日本で販売させていただくことになりました。フランス産小麦、フランスでの製法にこだわり、「味」だけではなく少しでも「フランスのパン文化」を感じていただけたら大変嬉しく思います。

▲普段私が作っているバゲット

会場は、東京・日本橋三越内「2022三越フランス展」になります。

私ひとりではお伝えしきれないフランスのパンの味とその背景を、たくさんの関係者の方々に支えられながら、精一杯届けたいと思います。ぜひお越しください!

2022三越フランス展情報はこちらから

 

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成澤 芽衣
成澤 芽衣
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2017年 フランス全国バゲットトラディションコンクール 優勝。 現在はフランスでフリーランスのパン職人として活動する傍ら、日本でのイベントや、東京にあるベーカリーでパンの監修をさせていただいております。 フランスから私なりの視点で、パンのこと、普段のことなどなど。 生のフランス情報をお贈りします。
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