シリーズ「ヴァンドゥーズから学ぶ接客術」。
「ヴァンドゥーズ」という仕事を通して、接客術を学ぶこのシリーズ。
第6弾にご登場いただくのは、東京都練馬区にある「パティスリープラネッツ」のマダムである山本紋子さん。現在は旦那様が経営する同店でヴァンドゥーズをしながら、全日本ヴァンドゥーズ協会でテクニカルリーダーとして若手の指導や製菓学校での臨時講師と、幅広くご活躍されています。
ヴァンドゥーズ協会で接客技術を学んでからは、今まで漠然と新人スタッフに教えてきたことが、理論に基づいて体系的に伝えられるようになったという山本さん。日頃、接客をする上で何を大切にしているのか、若手ヴァンドゥーズを育成する上で何を伝えているのかなどを伺いました。
目次
大切なのは相手に気持ちを届けること、届ける努力を怠らないこと
パティシエの山本光二シェフとの結婚を機にヴァンドゥーズの道に入られたという山本さん。出産とお店のオープンがほぼ同時期だったため、子育てが落ち着くまでは裏方の事務仕事に就いていましたが、もっとお客様の声を身近に感じたい、接客面からお店の質の向上を後押ししたいという想いが高まり、10年ほど前から売場に立つようになりました。