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2022.08.17

緑あふれる駒沢公園通りに佇む「ル パティシエ タカギ 本店」の至高なパフェとケーキに魅了

東京・駒沢公園通りにお店を構える「ル パティシエ タカギ」。数々の受賞歴を誇る、高木康政氏が手掛けるスイーツ店。

ヨーロッパのお城をイメージした店内や、宝石のように輝くショーケース、旬のフルーツを使用したパフェなど魅力的な商品ばかり。

今回はそんな「ル パティシエ タカギ」の魅力に迫ります。

 

日本人最年少で優勝した高木シェフ、原点は“マドレーヌ”に

オーナーシェフである高木康政氏は、フランスの権威あるコンクール「ガストロノミックアルパジョン」で優勝(日本人最年少記録)し、帰国後2000年に世田谷区深沢に「ル  パティシエ タカギ」をオープンする実力派パティシエなんです。

また、高級キットカットブランド“キットカットショコラトリー”の監修も務めるなど活躍の幅を広げられています。

2019年には、現在の駒沢公園西口横に移転し、サロン(テラス含む21席)併設の店舗になりました。

誕生のきっかけは“マドレーヌ”にあるそうで、高木氏が幼少期の頃に初めて母親に作ったお菓子であり、初めて人を笑顔にしたお菓子でもあるそうで、

このマドレーヌを中心に、焼き菓子、ショコラ、ケーキ、パフェなどを楽しむことができます。

ヨーロッパのお城をイメージした内装で、「マドレーヌ」が色々なところに隠れています。ユニークなしかけを楽しみながら、スイーツを食べれるなんて幸せすぎます。

ぜひ、見つけてみてくださいね。

 

季節感と素材の持つ香り、食感と味のバランスにこだわったパフェ

テ ヴェール パルフェ 2,420(税込)

季節感と素材の持つ香りや、最後まで楽しめるよう食感と味のバランスを意識したパフェ。

今の時期は抹茶のパフェ「テ ヴェール パルフェ」。

抹茶アイスやクリーム、抹茶のフィナンシェ生地に、塩味を利かせた自家製大納言小豆や白玉の和の素材と、ショコラやフランボワーズ、カシューナッツを組み合わせたパティスリーならではの逸品。

抹茶アイスの濃厚さに負けないように、小豆は香りや風味が感じられるように炊き上げられたそうで、抹茶味のクッキーでカリカリした食感もたまらない。

小豆の塩味と抹茶の苦み、フランボワーズの酸味が混ざり合い、素敵なハーモニーを奏でてくれます。

別添えの自家製黒糖蜜をお好みでかけると、深いコクが増しおすすめです。

※テ ヴェール パルフェは6月末終了予定。

7月からは、フレッシュの桃を丸ごと1つのせた桃のパルフェが。こちらもとっても美味しそうです。毎シーズン変わるパフェにワクワクです。

※桃の入荷状況しだいで抹茶が延長の可能性あるので、詳しくは公式Instagramを見てくださいね。

みずみずしさ(シズル感)を表現して、

 

季節ごとに春夏は爽やかさ、秋冬は温かみを出すように意識されたケーキ

ブティックではプティガトー、ドゥミセック、クッキー、ショコラ、ヴィエノワズリーや季節の商品をはじめ人気の1日2回限定「焼きたてマドレーヌ」をなど目白押し。

その中でもおすすめしたいのがこちらのスペシャリテ。

 

濃厚なチョコレートムースに、野イチゴの酸味がたまらないスペシャリテ

アルパジョン  テイクアウト ¥735(税込)、イートイン ¥748(税込)

オープン22年から続く、スペシャリテ「アルパジョン」。

ミルクとビターの二層のなめらかムースショコラにピスタチオのババロアとアクセントに野イチゴのソースが。

お話しを伺うと、
「口に入れた瞬間に色々な味が広がるようレシピを考えました。複雑な構成だからこそ、味のバランスを大切にしています。」

その言葉の通り、濃厚なショコラの味わいの中に、香ばしさとコクのあるピスタチオと爽やかな酸味の野イチゴのソースのバランスがショコラの香りと奥深い味わいが引き立ち、一度食べると手が止まらなくなります。

 

日本のパティシエの向上を願って

名前の由来は、1992年高木シェフが日本人最年少で優勝を果たした、世界一古い歴史を持つフランスのコンクール「コンクール ガストロノミック アルパジョン」から。

“アルバジョン”は、日本のパティシエの技術の向上への想いをもって誕生。

コンクールに出品するようなパティシエの技術を詰め込んだ高いクオリティーのケーキを店頭に並べることをコンセプトに生み出された商品なんです。

ユニークなしかけを楽しみながら至高のケーキ・パフェをいかがでしたでしょうか。

 

●About Shop
「ル パティシエ タカギ 本店」
東京都世田谷区駒沢公園1-1 Tote駒沢公園 1階
営業時間:ブティック)10:00~19:30、サロン)10:00~19:00(L.O.18:00)
定休日:水曜日

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