シリーズ「ヴァンドゥーズから学ぶ接客術」。
「ヴァンドゥーズ」という仕事を通して、接客術を学ぶこのシリーズ。
第8弾にご登場をいただくのは、愛知県愛西市にある洋菓子店「エール・ブランシュ」の中川翼さん。2012年に行われた「第2回ヴァンドゥーズ認定試験」に合格した、初めてのヴァンドゥール(ヴァンドゥーズの男性形)です。2014年にヴァンドゥーズ・テクニカルリーダーに任命された後、2019年の「第4回 全日本ヴァンドゥーズコンクール」で優勝に輝きました。
現在は店頭に立つかたわら、「プロフェッショナル ヴァンドゥーズ認定資格試験」の審査員や地元の製菓学校でも臨時講師を勤めています。
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販売職としての質をあげるきっかになったのがヴァンドゥーズ認定試験でした
今回ご紹介する、中川翼さんが代表を務めるエール・ブランシュは、豊かな畑が広がる名鉄佐屋駅より徒歩約10分の場所にあります。店内に入ると、色とりどりのケーキや、可愛らしいギフトセット、クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子が出迎えてくれます。
爽やかな笑顔がチャームポイントの中川翼さんは、大学時代から飲食店でアルバイトをし、卒業後は大手ホテル内のレストランのホールスタッフとして就職しました。やがて、「レストラン以外の世界を見てみたいという気持ちが生まれて退職。進路に迷っていた25歳のときに、エール・ブランシュを創業されたお父様から次期代表取締役として打診があり、実家を継ぐことを決心したそうです。